猫はキャベツを食べても大丈夫 きゃべつは猫が好きな野菜?

猫とキャベツ

キャベツは猫が食べても大丈夫な野菜です。キャベツは栄養が豊富な野菜なのですが、その栄養を逃さずに活かす調理をすることが大切です。

またキャベツが猫ちゃんに害かも?と思う飼い主さんもいますが、キャベツの正しい知識を身につければ安心です。

キャベツが好きな犬は多いけれど、キャベツをバリバリ食べる猫ちゃんもいるので猫もキャベツが好きなのかもしれませんね〜♪

目次

キャベツの栄養素 成分

ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カルシウム、β-カロテン、カリウム、葉酸などたくさんのビタミン、ミネラル類がつまったキャベツが、猫の健康に与える効果をまとめました。

抗酸化作用の代表選手ビタミンC

ビタミンCがお肌に良いことは皆さんご存知ですが、どうしてお肌に良いのかというと抗酸化作用が強力だからですね。

体内の活性酸素が正常な細胞を攻撃し癌やその他の病気、皮膚を老化させ、動脈硬化など血管までも老化させます。

猫ちゃんにとってもこれらを防ぐことは健康の源です。キャベツはビタミンCがとても豊富なので、猫ちゃんもキャベツを食べると皮膚が健康なり毛並みが良くなります。

また癌やその他の病気はもちろん、細菌やウィルスへの抵抗力が高くなりさまざまな病気に強い体にしてくれるビタミンなのです。

猫ちゃんは肝臓でビタミンCを作ることができますが、その量はさまざまな原因で足りなくなってしまいます。

キャベツなどの手軽で身近な野菜をキャットフードなどに加えて摂ることは、何役もこなす猫ちゃんの肝臓を労ることに繋がります。

強い骨を作ってくれるビタミンK

キャベツのビタミンKは猫ちゃんの骨を強くしてくれます。また血液の凝固に欠かせないビタミンで、不足すると皮膚はもとより、体内でも脳や消化器などさまざまな部位で出血を起こし貧血のもととなります。

猫ちゃんは骨折したり具合が悪くなっても飼い主さんに隠そうとすることが多い動物です。

自然治癒を目指そうという猫ちゃんのけなげさには心打たれますが、飼い主さんが気が付かないうちに骨折していたなんてことがないよう、普段から栄養管理をしてあげたいですね。

キャベジンでおなじみのビタミンU

キャベツから発見されたビタミンUは、胃腸の粘膜を作り修復もしてくれるビタミンです。

肝臓の機能を助け抗酸化作用も期待できるビタミンUは、水溶性で熱によってその量が少なくなってしまいます。

猫などの動物は具合が悪くなった時に自分に必要な栄養素を植物などから摂るといいますが、動画の猫ちゃんのように生のままバリバリ食べるのは胃腸薬代わりにもなるようです。

ビタミンCの相棒カルシウム

キャベツに含まれるカルシウムは、同じくキャベツに含まれているビタミンCの吸収に欠かせない存在です。

ビタミンCが吸収されるためにはカルシウムが必要で同時に摂ることが好ましく、ビタミンCだけを摂ってしまった場合、骨などからカルシウムが出て行ってしまいます。

この2つの栄養素が同時に摂取することができるキャベツはとても健康にメリットがある野菜ですね。

キャベツにも含まれるβ-カロテン

β-カロテンといえば人参やかぼちゃをイメージすることが多いですが、キャベツにも含まれています。

ビタミンCと同じく抗酸化作用の強いβ-カロテンは、免疫力をアップし病気の予防に欠かせない栄養素です。

抗酸化力が大切な理由は、呼吸などで体内に取り込んだ酸素の一部が活性酸素となり、体内の有害な物質を酸化させ攻撃してくれるのですが、活性酸素が増えすぎると困ったことが起こるからです。

増えすぎた活性酸素は体内の正常な細胞まで攻撃しはじめます。すると老化が促進されたり病気などの原因となるのです。

その活性酸素が増えすぎないようにしてくれるのが、β-カロテンやビタミンCなどの抗酸化作用です。

運動量が多く活発な猫ちゃんや、老猫の健康管理に積極的に取り入れてあげたい栄養素です。

カリウム

カリウムは猫にとって必須ミネラルです。多量必須ミネラルでもあり、カリウムが足りなくなると心臓や腎臓の障害筋力の低下などが起こります。

ビタミンに比べると意識することが少ないミネラルですが、人間だけでなく猫にとっても体内のミネラルバランスは大切なものです。

お水をあまり飲まない猫ちゃんに水分の多いキャベツでミネラル補給してあげましょう。

葉酸

葉酸はビタミンB群に属する栄養素で植物の葉に多く含まれます。造血のビタミンと呼ばれ、赤血球を作る役割をしてくれます。

葉酸は貧血予防の他に胎児の健康な発育に欠かせないDNAの合成に必須のビタミンでもあります。

猫も貧血になることがあり、原因は栄養不足や外傷などの他、寄生虫や感染症、遺伝性のものまでさまざまで、猫に多い腎臓病が原因で貧血を引き起こす場合もあります。

赤血球の細胞の形成を助ける葉酸も普段から意識して摂らせてあげたいビタミンです。

キャベツの正しい与え方

キャベツにいっぱいの栄養素は水溶性と脂溶性に分かれます。それぞれの長所を活かすメニューのローテーションを組んで与えましょう。

ビタミンC、ビタミンU、葉酸、カリウムを流さない調理

これらの栄養素は水溶性で水に流れやすいので水に触れる時間を短くする工夫をしましょう。

具体的には、

  • 千切りなど切り口が多くなる切り方をする場合は切る前に洗う
  • 洗ってから切る場合はさっと短時間で洗う
  • 煮込みやスープなどの煮汁を活かせる料理にする

のが理想です。

こうすることでキャベツの栄養素を捨てることなく摂取できます。

水溶性のビタミンは加熱すると2割ほど減りますので生のまま与えるのがベストですが、加熱しても大きく損なわれるわけではないいので蒸しキャベツなど柔らかくしてあげるのもいいですね。

猫ちゃんの好きな鶏肉などと煮込んであげても喜びそうです♪

β-カロテン、ビタミンKは油と相性がいい

β-カロテンとビタミンKは脂溶性で油に溶け出しやすい栄養素です。これらの栄養素は油と合わせて調理することで吸収が良くなります。

β-カロテンビタミンKともに熱に強く、β-カロテンに至っては加熱することで2倍も吸収が良くなります。

加えてカルシウムも熱で損なわれることはないので、β-カロテン、ビタミンK、カルシウムを活かす調理は炒めものなどが良いでしょう。

美食家の猫ちゃんは風味(香り)を大切にします。炒めものなどは風味をひき出せるので食いつきも良くなりますよ。

猫に作ってあげたいキャベツのレシピ

猫ちゃんに作ってあげたいキャベツのレシピです。手作りのご飯は大切な水分補給も一緒にできるので、お水をあまり飲まない猫ちゃんにサーモンリゾットや豆乳ラーメンはおすすめです。

飼い主さんとお揃いご飯にできるブロッコリーとキャベツの味噌炒めもおいしいですよ。

サーモンのリゾット風


~材料~(1回分)
  • 生鮭:1切
  • ご飯:スプーン1杯
  • キャベツ:適量
  • オリーブオイル:小さじ1

~作り方~
  1. たっぷりのお湯にごはんを入れ、グツグツ煮る
  2. 小さめに切った鮭、キャベツを鍋に投入
  3. 鮭、キャベツが煮えたら取り出し、食べやすい大きさに切る
  4. ごはんと茹で汁を加え、最後にオリーブオイルをかける

引用 【猫ごはん】サーモンのリゾット風

豆乳ラーメン


~材料~(3回分)
  • 中華麺(生):1袋
  • 豚肉薄切り:80g
  • 大根:50g
  • 人参:50g
  • キャベツ:50g
  • 豆乳:50cc
  • ごま油(炒め用):適量

~作り方~
  1. 中華めんは3cm位に切る。各材料は、犬猫が食べやすい大きさに切る
  2. フライパンにゴマあるらをひき、肉、野菜をいため、中華めんを入れ、さっと炒める
  3. 材料全てに火が通ったら、豆乳を入れ、火を止めて、器に盛ってできあがり

引用 犬猫ごはん・豆乳ラーメン

ブロッコリーとキャベツの味噌炒め


~材料~(3回分)
  • ブロッコリー:適当
  • キャベツ:適当
  • 豚肉の薄切り:適当
  • 味噌:適当

~作り方~
  1. ブロッコリーを食べやすく切ります。
  2. 切ったプロッコリーを茹でます。
  3. 茹で上がったら、ザルに入れて水を切ります。そのまま放置。
  4. 豚肉を炒めます。

    炒め終わったら、一度お皿に入れておくか、最初からべつのフライパンで炒めます。

  5. キャベツを炒めます。
  6. キャベツに火が通ったら、ブロッコリー > 豚肉の順で入れていきます。
  7. 猫には、これで食べやすく切ってあげたら完了です。
  8. 味噌を入れて、炒めます。
  9. 炒まったら、お皿にとって完了です。

引用 ブロッコリーとキャベツの味噌炒め

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まとめ

キャベツは栄養がとっても豊富でアレンジしやすい野菜なので、調理のポイントを押さえながら猫ちゃんのご飯にぜひ取り入れてみてくださいね。