パセリは犬が食べても大丈夫な野菜です。
パセリはレストランなどでは捨てられることも多い野菜ですが、食べないのはもったいないくらい実はとても栄養価の高い緑黄色野菜なんです。
抗酸化ビタミンが豊富なパセリをメニューに取り入れてヘルシーライフを送りましょう。
飼い主さんもワンちゃんも一緒に食べられる、パセリの苦味が気にならないおいしいパセリレシピも一緒にまとめました。
目次
犬がパセリを食べる時は?量など
日本の食卓では料理の彩り的な役割が多いパセリですが、海外では多くの国で料理としてパセリ(イタリアンパセリ)が食されています。
日本で一般的に流通しているパセリとイタリアンパセリは色や形が違っても、味や成分はほとんど変わりありません。ですがどちらかと言うとイタリアンパセリの方が苦味が少なく葉も柔らかいのでワンちゃんも食べやすいでしょう。
犬がパセリを大量に食べることはないと思いますが、消化不良にならない程度に与えてくだいさいね。
パセリに含まれる主な栄養素 成分
βカロテン
パセリはβカロテンが豊富。βカロテンは強い抗酸化作用があり、癌などの病気を予防し、免疫力を高めてくれることで知られています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、毛髪の健康維持、目や皮膚、粘膜の健康維持、喉や呼吸器系を守る働きもあります。
ビタミンC
パセリのビタミンCは野菜の中でトップクラス。ビタミンAと同じくビタミンCも抗酸化ビタミンです。
人間は体内でビタミンCを合成できないため、野菜などを中心とした食べ物から摂取しなければいけません。
犬は体内でビタミンCを作れますが、その合成量はいつも十分なわけでなく、現代の犬はさまざまな理由でビタミンC不足に陥りがちといわれています。
ストレスや疲労、運動不足や肥満、病気や薬の服用など当てはまることがある場合は、ビタミンCが豊富な野菜などで補給をしましょう。
ビタミンE
ビタミンEもビタミンA・ビタミンCと同じく抗酸化ビタミンです。パセリは抗酸化作用を持つビタミン3つを豊富に含んでいるので、脇役ではもったいない野菜です。
飼い主さんの美肌にも、ワンちゃんの免疫力向上にも役立つスーパー野菜ですね。
ビタミンK
パセリはビタミンKも豊富。ビタミンKは人間も犬も体内で作ることができますが、それだけで1日の必要量を補えないことも多いのです。
ビタミンKは主に血液凝固の役割を担う他にもさまざまな役目があり、タンパク質の代謝に関与したり、骨のカルシウム沈着にも欠かすことができないビタミンです。
アピオールとピネン
パセリ独特のあの香りの主成分はアピオールとピネンです。アピオールの効能は食欲増進・披露回復・食中毒予防など、ピネンの効能は消化促進・口臭予防などです。
ミネラル
鉄分やカリウムカルシウムなどミネラルも豊富です。
犬と一緒に食べられるパセリレシピ
おいしいのにとっても簡単♪飼い主さんとワンちゃんのお揃いパセリご飯のレシピです。
パセリのおひたし
- ~材料~
- 材料:パセリ
- 材料:かつお節
- 材料:しょうゆ(飼い主さん用)
- ~作り方~
- 沸騰したお湯でパセリを2〜3秒茹でる。
- 水にさらし、絞って水を切る。
- かつを節をふりかけ、飼い主さん用はさらにおしょう油をかける。
パセリのツナサラダ
- ~材料~
- 材料:パセリ
- 材料:ノンオイルのツナ缶
- 材料:マヨネーズ(飼い主さん用)
- ~作り方~
- 沸騰したお湯でパセリを2〜3秒茹でる。
- 水にさらし、絞って水を切る。
- ツナと混ぜ合わせ、飼い主さん用はさらにマヨネーズをからめる。
パセリの素揚げ
- ~材料~
- 材料:パセリ
- 材料:粉チーズ(飼い主さん用)
- ~作り方~
- パセリを水洗いしキッチンペーパーなどで水気をきる。
- 低温の油でなにもつけずに揚げる。
- 粉チーズをかける。(少量ならワンちゃん用にもかけてあげて大丈夫です。)
パセリの豚肉巻き
- ~材料~
- 材料:パセリ
- 材料:豚肉の薄切り
- 材料:塩コショウ(飼い主さん用)
- ~作り方~
- 豚肉の薄切りにパセリを乗せて巻く。
- フライパンで転がしながら全面を焼く。
- 飼い主さん用は焼いた後、塩コショウで味付けする。
犬はオレガノやバジルも食べて大丈夫
パセリと同じく、香りが個性的なオレガノやバジルもワンちゃんが食べて大丈夫です。
オレガノは、ビタミンC・Eをはじめとしたビタミン類や、カリウム、鉄分、カルシウムなどものミネラルが豊富。抗酸化作用のほか、消化促進などの効果があります。
バジルも、βカロテンやビタミンC・ビタミンKなどのビタミン類、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれる優秀な食材です。
細かく刻んだパセリと共に、乾燥のオレガノやバジルをまぶしてお肉を焼いてあげてると風味が豊かになっていいですね♪
まとめ
パセリをおいしく新鮮な状態で食べきる保存方法
- キッチンペーパーで包みビニール袋に入れ密封し、立てた状態で冷蔵庫に保存する。
- 長期保存したい時は、パセリを水に入れた状態で冷蔵庫に保存する。
- 香味付けや色味付けに使うパセリは、生のままフリーザーバッグに入れて冷凍し、凍ったまま崩せば細かくなるので便利。
ワンちゃんに、おいしいパセリご飯を作ってあげてくださいね♪